腰痛の治し方 1

腰痛の原因が解らない? 椎骨のずれは有り得ないし、有ったとしても関係ない・・・  でも、カイロプラクティックの概念には有るし、理論も臨床も存在する!

腰痛を治す、それぞれの考え方

他の手技や治療方法

腰痛の症状について多くの場合は、骨盤や腰部の筋や筋膜の緊張と考え、緊張を解消する方法として、マッサージや似たような手技、経絡経穴と言われるツボへの鍼灸、あるいは指圧や似たような押圧、これらの気持ちが良い範囲での刺激が一般的に用いられています。

症状によっては整形外科に行って、レントゲンを始めとする検査を行い、電機治療など様々な方法に加え、湿布を貼ったりする場合も有ります。

原因の所在は?

カイロプラクティックでは、骨盤や腰椎(腰の椎骨)の僅かなずれを、独特の概念であるサブラクセイション(Subluxation)と呼んでおり、英語で訳した場合は亜・脱臼(Sub・luxation)となってしまいますが、医学的な脱臼はdislocation、Joint dislocationと呼ばれ、全く違う意味として区別されています。

骨盤は左右の腸骨と、中心にある仙骨、及び仙骨の下に位置する尾骨によって、形成されたユニットで、ずれを発生している骨を、正しい方向に矯正します。

骨格の矯正と言っても、皮膚及び筋肉からのアプローチなので、じかに骨への接触ではないので、痛くは有りませんが、矯正される感触は発生します。

 

詳しくは『腰痛』のページを参照

下の動画は、左の腸骨を矯正するもので、仙骨や尾骨、腰椎なども、それぞれ個別に原因となる骨格を正しくするので、効果の表れ方が良く解ります。

補助となる、アドバイスやサプリメント

当院で行っているカイロプラクティックでは、矯正後の効果が高くて持続性も有るので、足を組まない事などの補助的なアドバイスも行っています。

しかし、効果が出せない手技や治療の場合は、必要以上に生活習慣やサプリメントを、指導する傾向があるようですが、指導される方も、受けてみて効果が出ないと、どうしても信頼性に欠けてしまいます。

中には手技や治療よりも、骨盤ベルトを勧める治療院や整体院も有るそうで、わざわざ高いベルトを買わされた! そんな声を聞くときもあります。

確かにアドバイスは必要ですが、あくまでもメインである腰痛に対する、治療効果を補助する内容のもので、高いサプリメントや骨盤ベルトの販売が、目的になってしまってはいけません。

腰痛に対する手技や治療を受けられている方で、あまり改善しない場合や、いつまで経っても良くならない、そう言った時には、治療の内容を調べたり、他と比べてみる事も必要です。

受け入れられない、カイロプラクティック

カイロ先生

椎骨のずれを表したサブラクセイション(Subluxation)の考え方は、医学的にも支持されておらず、仮にずれても痛みとは関係がない、そう言った見方が広く一般的だそうです。

ヨイコ先

子供の頃から、痛かったり辛かったら、揉んだりさすってもらったりするけど、骨格を『ボキッ』なんてした事がないし、全く馴染みの無かった事ですね。

カユミさん

確かに腰が痛かったら、揉んでもらうと楽になるわ! でも、ずーっと揉んで貰う訳には、いかないわね。

カイロ先生

椎骨のずれは、痛みとは関係がない、そう主張するカイロプラクティックの先生も増えていて、何が正しくて良いのかは、全く解らない状況になっています。

ヨイコ先

椎骨のずれは、痛みとは関係がないとされている、けれども矯正を行うと、痛みが消える事は事実で、矯正する箇所によって、痛みの消える箇所も解るので、関係は有る様に推察が可能です。。

カイロ先生

カイロプラクティックでは、椎骨のずれが起こす神経圧迫が、様々な内臓の機能を低下させるとし、数々の症例を改善した臨床報告も有ります。

ヨイコ先生

日本では、カイロプラクティックも色んな手技療法と同じで、何の規制も受けないから、内容もそれぞれ違っていて、一般の人には内容まで解りづらくなっています。

カイロ先生

もし腰痛で、カイロプラクティックにかかっていても、あまり効果が感じられない時には、他の治療院を試して見て下さい。

ヨイコ先生

目的は、通うことでなく、改善する事を忘れないでくださいね。
症状の幅が広い腰痛

誰もが経験する腰痛は、ちょっと腰が重い程度から、激痛で動けないなど、痛みの状態に大きく差があります。

軽い腰痛では、娯楽を兼ねての癒し系も、楽しみの1つにされている方もおられ、忙しい日常では必要な安らぎだと思います。

問題は、腰痛が酷くなった場合に、気持ちの良さを、改善だと思う事に有ります。 つまり、やって貰っているうちは、気持ちが良いので、施術を行う側と受ける方の、どちらも改善していると考えてしまうのです。 あまり効かない様だと、時間の延長する事になりますが、原因を解決する内容と違った場合は、知らないうちに悪化を招く事になってしまいます。

また、良く聞かされる施術に、腰を回旋させる矯正がありますが、どこが悪いのかをテストせず、右側に回旋し、今度は反対方向の左側に回旋させる方法で、とても危ない方法なのです。

これは、身体に何の問題の無い人なら・・・ あまりお勧めしませんが、気持ちは良いかもしれません。 しかし腰椎に問題を抱えている人にとっては、致命的になる時があるにも係わらず、ウン十年のベテランと呼ばれている先生でも、行われている場合が有ります。

何事もそうですが、悪くなってからではなく、何が良い事につながるのか、何をもって正しいのかを、考える事も大切です。

 

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